はい今回は大阪ステーションシティシネマ行ってきました
マイナーな作品は大体ここで観ることになりますね
あとはd払い経由でdポイントが使えるのが嬉しいです
割引アリの水曜日にdポイントで鑑賞 これ最強
監督
ジュスト・フィリッポ
出演
ギヨーム・カネ
レティシア・ドッシュ
パションス・ミュシェンバック
マリー・ユンク
異常な猛暑に見舞われたフランスの上空に不気味な雲が現れる。
それは南米に壊滅的な被害をもたらした酸性雨を降らせる危険な雲だった。
北部の地方都市に住む中年男性ミシャルと元妻エリースは、寄宿学校に預けていた十代の娘セルマをからくも救出するが、あらゆるものを焼き尽くすように溶かす強酸の雨は、容赦なく大勢の市民の命を奪っていく。
フランス全土が大混乱に陥るなか、安全な避難場所を探し求めてあてどなく歩き続ける親子の行く手には凄まじい群衆パニックと、あらゆるものを溶かす高濃度酸性雨のさらなる恐怖が待ち受けていた。
すごく後味の悪い映画でした
フランス全土で強酸性雨が降るようになり国内がパニック状態に
そんな中離婚した父母と娘の3人が合流からの国外脱出を図る という内容
ディザスタームービーに分類されるんでしょうけど
主人公が仲間のピンチを救って無事災害から逃れる とか
「ここは俺が何とかするからお前らは先に行け」みたいなカッコイイところ とか
災害映画にありがちなイイ話は一切ありません
人間の悪い所汚い所ばかりをピックアップして並べた様な内容です
主役の3人からしてちょっとこれは美しい話にはならないなぁという感じ
父は常に新しい女の事ばかり気にして何とかその女の避難先に行きたい そのことだけで頭がいっぱい
母は厄介になってる兄に対してなんか知らんが態度悪いし
国境の橋で父娘と離れてしまった際、引き返さず自分だけ渡ってしまおうとする
娘は思春期かどうか知らんけど何度も何度も自分勝手な行動をして勝手にピンチになって助けてくれと叫ぶ
3人とも胸糞悪いキャラ設定なのが逆に新鮮
ネタバレになっちゃいますがそんな3人なので結末もまあひどいもんで
母は自分だけ渡ろうとした橋から転落 超強酸の川で溶けて死亡
父は、勝手にピンチになった娘を助けようと超強酸の沼へ入り両足が溶けて切断処置
ずっと気にしていた新しい女は避難先で死亡確認
娘は最後まで無傷 自分のせいで足が無くなったのにゴメンの一言も無く反省してる風でもなくそのままエンディングへ
酸性雨自体の解決も無ければ、安全な避難先に無事到着して良かったねも無し
誰一人救われないまま終わるのがフランス映画っぽさなんでしょうか
ハリウッド映画だったら主人公が何人か救ったり
酸性雨を中和する方法とかひらめいたりしてそうだもんな
この現代社会でこういう自然災害が発生したら
自分の生存が第一 他人のことはどうでもいい
むしろ他人を蹴落としてでも自分が生き延びる事が先決
この作品の登場人物のようになるのが普通なんだろうなぁ
そういう意味ではリアリティを追求した作品と言えるかもしれません
一点だけ注意しとくと
猫が可哀想な事になるシーンがあります
猫好きな人はご注意ください
設定からしておかしなところは多々ありますが
あえてツッコまないでおきまして
全編通して人のエゴといいますか、汚い所満載の胸糞映画でした
たまにならこういうのも観ていいかもしれません
60点
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