無職生活5年目突入  のんびりと ひっそりと 自由に生きております

死刑にいたる病 阿部サダヲの独壇場

今回はちょいと雨がぱらつくなかイオンシネマ行ってきました

GWも終わって普段の平日のイオンモールが帰ってきていて

ちょっと嬉しい自分がいます

やっぱ空いてるほうがいいわぁ

 

 

監督
白石和彌
出演
阿部サダヲ
岡田健史
岩田剛典
宮崎優
鈴木卓爾
佐藤玲
赤ペン瀧川
大下ヒロト
吉澤健
音尾琢真
岩井志麻子
コージ・トクダ
中山美穂

理想とはかけ離れた大学生活で悶々とした日々を過ごす筧井雅也(岡田健史)のもとに、ある日1通の手紙が届く。

それは大勢の若者を殺害し、そのうち9件の事件で死刑判決を受けている凶悪犯・榛村大和(阿部サダヲ)からのもので、

「罪は認めるが最後の事件は冤罪(えんざい)だ。犯人はほかにいることを証明してほしい」と記されていた。

かつて筧井の地元でパン屋を営んでいた旧知の榛村の願いに応えるべく、筧井は事件の真相を独自に調べ始める。

 

 

この作品は阿部サダヲを見るために作られたといってもいいでしょう

連続殺人犯 榛村大和が最後の事件だけはやってない

罷免であることを証明してほしいと筧井雅也に依頼

事件の真相に迫るっていうストーリーですが

罷免かどうかは正直二の次で、榛村大和のキャラクター性が強烈

 

生粋の人たらしで最初は人のいいパン屋のお兄さんとしてターゲットに近づき

長い時間をかけて信頼を築き、心を許す関係になったところで拉致

惨い拷問の末殺害 遺体は焼いて跡形もなく処分する

これを20数名繰り返すシリアルキラーを阿部サダヲが演じてるわけですが

どう見てもホンマモンの顔、目つき、喋り

阿部サダヲは普段から何かこう掴みどころのない感じがするなぁと私は思ってます

今作でその感じを何倍も強調した演技してるので強烈に印象に残りますね

 

そんな完璧主義な榛村が逮捕されるきっかけになったのが

拉致被害者の一人が逃げ出したことなんですが

単なるうっかりではなく、あえて逃がしたという見かたもできます

この辺のいきさつ、真相は作中では語られないので想像するしかない

この点がモヤモヤが残る部分

罷免を訴えた最後の事件については○○がやったと判明しますが

これも○○がやったにしては雑なんですよね

これもあえて雑な犯行にしたのか不明

あと爪に対するこだわりとか、被害者が16~17歳の真面目な高校生限定なところとか

本筋の事件ではっきりしない部分が多々あるのはちょっと残念

 

あと阿部サダヲ以外の役者

阿部サダヲがあまりに強烈すぎて影が薄くなっちゃってるのは仕方ないとして

罷免の証明を依頼される筧井を演じた岡田健史は

自己肯定感のない大学生な雰囲気出ていてよかったけど

岩田剛典が役と合ってない

役柄は暗くて病んでる「陰」のキャラなんですが

岩田剛典はどちらかというと「陽」のキャラのイメージが強い

今回は「陰」のきゃらになりきれてなかったと思います

 

中山美穂久しぶりに見たけど

まだ芸能活動してたんですね 知りませんでした

 

 

とにかく阿部サダヲのキャラクターが強烈すぎ

こちらの感情をコントロールしてくる連続殺人犯

一度見てみたいというかた(いない?)にオススメです

65点

 

 

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