はいいつものようにイオンシネマで観てきました
話題作なので平日午前中でもそこそこの客入り
これくらい客居ないと映画館もやってられないでしょうね
監督
トッド・フィリップス
出演
ホアキン・フェニックス
レディー・ガガ
ブレンダン・グリーソン
キャサリン・キーナー
「生まれて初めて、俺は一人じゃないと思った」
――理不尽なこの世の中の代弁者として祭り上げられたジョーカー。
彼の前に突然現れた謎の女リーとともに、狂乱が世界へ伝播していく。
孤独で心優しかった男は、悪のカリスマなのか、ただの犯罪者か?その暴走の行方とは?
レビューサイト見ると賛否両論になってるこの作品
実際見れば、この賛否両論も納得なんですよね
売れないコメディアンのアーサーが他者・社会からの圧力に耐えられなくなり
内なる暴力的性格が露呈
ジョーカーとして世間に認知されカルト的信奉者を生み出す社会現象となったのが前作
一方今作はその2年後
責任能力があったのかどうか裁判中で
医療刑務所?と裁判所の往復が大半のシーン
派手なアクションとかほぼなし
前作のはっちゃけっぷりから今作も色々ド派手にやらかしてくれるだろう
ひょっとしたらバットマンとの対決もあるかも~なんて期待した人にとっては
特大の肩透かしをくらう内容で評価も低い
個人的に「思ってたのと違うので星1です」はどうかと思う というのはさておき
私としてはやたら差し込まれるミュージカル調シーンの多さが気になる程度で
問題なく見ていられました
結局アーサーはアーサーであって、根っからの人の好さ、優しさは変わらずで
ブチ切れてジョーカーになってひと暴れしてしまったけど、それは本心ではなくて
世間のジョーカーに対する勝手な期待に押しつぶされて
最終的にジョーカー辞めます宣言
それを認めない身近に居たジョーカー狂信者に刺される
決してジョーカーなんて大層な者ではない
気の小さい小市民なアーサーを2時間ちょっと描いてたと思います
ちょっとしたきっかけからアーサーに超接近してきたリー
彼女も結局はジョーカー信奉者の一人に過ぎなかったんやなと
ガチ恋状態のアーサーにある意味トドメを差したのは彼女だったのかもしれない
色々言われてるミュージカル調シーン
ほとんどがアーサーの妄想パートとして出てくるんですが
私にとっては頻繁に出てくることが気になった くらいですね
現実世界ではっちゃけられない分妄想で補おうとするのは理解できる
逆に2000円以下でレディー・ガガの生歌?が沢山聞けてお得だったのでは
主演ホアキン・フェニックス
冒頭のCGか特殊メイクちゃうの?と思わせるガリガリの背中が
役者としての力量を量るには十分すぎるインパクト
冴えないコメディアンというアーサー本来の姿を演じてました
レディー・ガガも何本か映画出演してる分、力量が上がってるのか十分見てられる芝居でした
れっきとしたジョーカーの続編であることは確か
でも前作のヒャッハーなのを期待するとダメなことを繰り返し注意しておきます
65点
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