今日はTOBのお話
投資に関心の無い人には何の事だかさっぱりわからない内容となっております
TOB(株式公開買い付け)
経営権の掌握等を目的にその会社の株券や資本性証券を市場外で一定期間のうちに一定価格で買い取ることを公告して取得する方法をいう。
第三者が、企業買収や子会社化など、対象企業の経営権の取得を目的に実施することが多い。
Wikipediaより
くだいていうと
「上場してるA社の株を○○円で買うからみんな応募してね。期間は×日までだよ。」
と告知して買い集めることです
Wikipediaにも書いてますが対象企業の買収や株数増加による影響力・発言権の増大化を目的に行われます
そして大抵の場合、その時付けられる買取価格はその時点の市場価格に数十%上乗せされたものになります
そりゃそうですよね 取引所価格より低かったら誰も応募しませんからね
で、めでたく(?)TOB対象になった銘柄は、取引所価格がTOB買い取り価格付近まで上昇します(サヤ寄せ)
現在薄く広く数多く日本株を保有しているので年に1~2銘柄程度はTOB対象になります
企業の実力から見て安い価格が付いている、いわゆるバリュー株がTOBのターゲットにされ易いのですが
バリュー株が好きで多く保有してるのも影響してると思います
対象銘柄は確実に高く売れるので素直に嬉しい
数万~数十万円の宝くじに当たったような気分になりますね
で、なんで今回TOBの話をしてるのかというと
私の保有銘柄の中に現在絶賛TOB中のものがあるから
その銘柄は、インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人(コード3298)
普通株式ではなくリートです
リートのTOBがそもそも珍しい上、私募化TOBはJ-REIT初ということで
非常に注目度が高い案件となっています
(私募=特定のごく少数のみで保有する 反対語は公募=広く保有者を募ること)
このTOBのいきさつは・・・
スターウッド・キャピタル・グループ(以下SCG)が一切の予告なくTOB開始を宣言(買取価格20000円 5月24日まで)
→インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人(以下IOJ)はTOBに反対を表明
同時にスポンサーのインベスコ・グループに投資口の買付を要請(市場価格を20000円以上に吊り上げてTOB失敗に追い込む為)
→SCGが買い取り価格を21750円に引き上げ
→「インベスコ・グループが22500円で対抗TOBを実施する用意がある」とIOJが発表(やると決まったわけではない)←いまここ
と、こんな感じに揉めにもめてまして
投資口価格もSCG・IOJ双方の発表がある度に動きまくっております
この揉め事に投資口保有者として関わってるのが正直楽しいですね
高く売れるのが確定してる上にさらに価格引き上げもありうるわけで
当選金額がステップアップしていく宝くじを持ってるようなもの
楽しくないわけがないです
本日24日はSCGのTOB募集最終日
今日のうちか、もしくは明日にでもSCGから何らかの発表があると思います
価格を上げてTOB延長か、はたまた敗戦撤退か 発表を待ちましょう