はい今回は公開初日にイオンシネマ行ってきました
やはり公開初日は平日でも人入りますねぇ
観た回は7割席埋まってました
監督
廣木隆一
出演
藤原竜也
松山ケンイチ
神木隆之介
黒木華
伊藤歩
渡辺大知
酒向芳
迫田孝也
鶴田真由
波岡一喜
菜葉菜
諏訪太朗
大石吾朗
飯島莉央
寺島進
余貴美子
柄本明
永瀬正敏
絶海にぽつりと浮かぶ孤島“猪狩島”。
時代に取り残され、過疎化に苦しむ島だったが、島の青年・泉圭太が生産を始めた“黒イチジク”が高く評価され、島には地方創生推進特別交付金5億円の支給がほぼ決まり、島民たちには復活という希望の兆しが見えていた。
そんな平和な日常がある男の登場によって一変する。男の名前は、小御坂睦雄。
圭太と彼の幼馴染の猟師・田辺純、新米警察官の守屋真一郎の3人は小御坂の不審な言動に違和感を覚え追い詰めていくが、その日の夕方、圭太の娘の失踪を機に誤って小御坂を殺してしまう……。
なんだろう、良い材料揃えたのに調理がヘタで普通以下の料理になっちゃったみたいな
全部観たあとに物足りなさが残ります
この作品の主な部分てのはノイズが変化していくところ
最初は死体で次に警察、最後に「島のために、島に住む人のために」という思いがノイズになっていく
また人は、自分にとってノイズだと思う人や事柄を抱えていて、それらがこの事件をきっかけに露わになる
そしてラストにある人物にとってのノイズが何なのかが分かる
話の主軸部分は理解できるのだけど
最後まで観たあとの満足感が薄かった理由は2つ
ひとつは死体隠してる純宅に町長(余貴美子)が乱入してくる所
いきなり入って来て死体を見て驚きもせず「島のために隠せ!!」とか仕切り出す
圭太ら3人と揉めてるうちに老人(柄本明)も乱入 町長と相討ちして死亡
処理する死体が3つに増えるという流れ
この部分がどうみてもコントじみていてこれまで積み上げて来たサスペンスな空気感を台無しにしてしまった
町長の携帯を手にするというイベントが必要なのでこのシーンは要るのだろうけど
丸々無しで良かったんじゃないかなぁ
もう一つは本土から捜査に来た刑事(永瀬正敬)の言動が浮きに浮きまくっている
何でもかんでも疑ってかかる、安い推理小説の探偵のようで違和感ハンパない
今どきTVドラマでもあんな刑事居ませんよ
これのせいでストーリーが安っぽく見えてしまった
演技してる役者が悪いのではなくこうするよう指示した制作陣が悪い
主役の3人の演技はいい感じだし
脇を固める役者も実力ある人揃いで良かったんだけど
全体として「面白かった~」ってならなかった
上記の2つが映画鑑賞の「ノイズ」になってしまったんやろうなぁ
なんか勿体無いなぁ
65点