はい今回はシネ・リーブル梅田行ってきました
ここ来るのいつぶりかなぁ 忘れたわ
今作観たあと堂山町の焼肉298で食べ放題
この日は異常に肉食いたい欲が強く多少の空席待ちもなんのその
税込1100円で腹一杯肉食って満足でした
値上げラッシュの昨今、1100円で頑張ってるのは有り難いですね
監督
マイケル・サルノスキ
出演
ニコラス・ケイジ
アレックス・ウルフ
アダム・アーキン
カサンドラ・ヴァイオレット
ニナ・ベルフォート
デヴィッド・ネル
ベス・ハーバー
ダリウス・ピアース
グレッチェン・コーベット
アメリカ、オレゴン州。
森の奥深くに暮らし、トリュフハンターとして生計を立てている孤独な男ロブ。
ある日、トリュフ採取のパートナーでもあるブタを何者かに奪われてしまう。
ブタを奪還しようと、ビジネスパートナーの男とポートランドの街に向かったロブは、手掛かりを追ううちに自身の壮絶な過去と相対する。
良かったです
オレゴン州の山奥に暮らすトリュフハンターのロブ(ニコラス)が
トリュフバイヤーの兄ちゃんと共に奪われたモノを探してポートランドの街へと繰り出す・・・
その奪われたモノというのが
嫁でも恋人でも娘でも多額の現金でもなく、トリュフ探索用の豚
この豚を探しに行くという所に惹かれて観ました
上の予告編から想像できるのは
実はロブが腕利きのスパイだとか殺し屋だとかで
豚を奪った組織の連中をバッタバッタとなぎ倒していく~みたいな
大体のひとが『ジョン・ウィック』のようなものを想像すると思うのです
私も少なからずそういう要素はあるんだろうと予想してましたが
いざ観てみると、そういったものは皆無
じゃあ期待外れだったのかというとそうではなく
ロブ(と連れの兄ちゃん)のヒューマンドラマとしてしっかり成立していて
これはこれでアリだなぁと納得しきりの1時間半でした
思い出したくない捨て去ってしまったロブの過去
豚探しを通じてロブ自身が徐々に振り返ることになり
ロブと過去関わったポートランドの街の人々や連れの兄ちゃん一家も
その記憶を掘り返されることになる
そんな感じでロブの過去が明らかになっていく中
肝心の豚探しのほうは強奪指示の張本人までたどり着く
で、只の一般人のロブがどうやって豚を取り返すのかというと・・・
はは~なるほどね こうきたか
ロブの過去とからめて、こういう手で相手を「落とす」のは考え付かなかったなぁ
まるで『○○○○ぼ』の1エピソードのよう
振り返れば最序盤で複数ヒントはあったんだよなぁ
「んっ?」って気にはなったけどヒントになってるとまでは思わなかったわ
見事に相手を「倒した」後、豚が無事帰ってきたかどうかは書きませんが
そこから山奥までの帰路、そして再びトリュフ探しの日常に戻ったラストシーンまでで
ほとんど語ってないのにロブにとっての豚の存在とか山奥暮らしの理由とか
もろもろが全部理解できるようになってるのがすごい
そしてスッキリしたところでエンドロール
良く出来てるなぁ
昨今すっかりB級映画請負人として定着してる感があるニコラス・ケイジ
『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』は酷い映画でしたが
今作は渋くてカッコイイ本来のニコラス・ケイジが出てたと思います
ニコラス・ケイジは酷い役者じゃないんですよ
出る映画を選ばないだけなんです
この映画に関しては、極力ネタバレを避けて感想を書くのは難しいですなぁ
暗い画面が続く、派手な事はしない、多くは語らない、でも察する事はできる
人は選ぶかもしれませんが、静かにじっくりと向き合える作品としておすすめします
70点
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