恩株(おんかぶ)という言葉を御存じでしょうか
ズバリ答えを言うと、「コストゼロ円の株式」のことです
「え、コストゼロってどういう事やねん?ストロングゼロの親戚か?」という方に解説します
A社の株を1株100円で300株購入します 購入代金は100×300で30000円
しばらくしてA社株は150円に値上がりしました
ここで200株売却します 200×150で30000円が手に入ります(税金は考慮しません)
この時点で手元には30000円とA社株100株があることになります
最初に支払った30000円が丸々戻ってきている上にA社株100株が残っている
要するに、売った200株の値上がり益で残り100株の購入代金が賄われた状態になったという事
故にこの100株の購入コストはゼロと考えることができます
これが「恩株」と呼ばれるものです
(なお実際には、購入価格100円で現在価格150円、含み益5000円ということは変わらないのですが
考え方の一つ、見方の一つと思ってください)
こうして出来た恩株ですが
これの良い点を挙げると
握力が上がる
これに尽きると思います
毎年しっかり利益を上げ成長している企業の株なら
何年~何十年後に何十倍にもなっているかもしれません
ただその間にも株価の上げ下げは当然あって
その波に翻弄され、成長途中で売却してしまう事も多いでしょう
しかし恩株ならコストゼロ、いくらになっても黒字なので
日々の細かい値動きを気にする事が減って、慌てて売る行為を防ぐ事が出来ます
何なら完全放置もアリ
何年かぶりに確認したら株価が何倍にもなっていたってのも可能です
要は精神的に安定することで、企業の成長に余裕を持って付いて行くことが出来るという事です
あとはまあ、保有中は配当を貰えるとか
現金が必要になったときに株価や損益を気にすることなく即座に現金化出来るとか
擬似的な預貯金という見方ができることも良い点かもしれません
さて、そろそろ「元夜勤者は恩株持ってるのか」とつっこまれる頃ですが
持ってます 25銘柄あります
過半数は買値から2倍以上、最も成長したものだと23倍になっています
ここまで成長したのも日々の値動きを気にしなくていい、放置でいいという
恩株がもたらす効果のおかげだと思います
また一方で、ここ1ヶ月の間に新たな恩株を作ろうと仕込みをしたところです
ラッキーなことに現在目論見通りの値動きをしてくれていて
元夜勤者は大変気分が良くなっています
メリットの多い恩株
投資のやり方の一つとして取り入れてみてはいかかでしょうか