昨日上げましたがコメダでコメ牛肉だくだくを美味しく頂いてからのイオンシネマです
台風通過の置き土産のような不安定な天候でしたがイオンまでの行き帰りに関しては雨降らずで助かりました
個人的にはもう少し気温が下がれば過ごしやすくなるのにと思うこの頃です
監督・脚本
荒木伸二
出演
中村倫也
石橋静河
立花恵理
山中聡
借金取りに追われ暴行を受けていた蒼山は、黄色いツナギを着たヒゲ面の男に助けられる。
その男は蒼山に「居場所」を用意してやるという。
蒼山のことを“デュード”と呼ぶその男に誘われ辿り着いた先は、ある奇妙な「町」だった……。
あーなんかもったいないなぁ
社会から脱落し、衣食住と快楽を保証された「町」に放り込まれた哲也という男
前半はその「町」の実態が哲也の心境の変化とともに描かれます
生活の保障と引き換えに、選挙の投票・SNSへの書き込み(バズらせる・ディスらせる)・飲食店のサクラ・治験・デモ参加など
「人数が必要な事」をやらされる
哲也は疑問に思う事をやめ、淡々とノルマをこなし堕落した生活を送る
ここまでの設定・題材・見せ方はディストピア感や社会風刺的な一面もあって
すごく興味をそそられる良いものだと思いました
が、緑の姉である紅子が登場してから話が怪しくなってくる
紅子が「町」に入り込む過程が不自然
哲也が紅子に惚れていく過程が全く描かれてなく急過ぎて都合良すぎ
脱出もご都合主義的で適当にやってる感がある
極めつけはラスト
管理する側として「町」に再就職って これはどうよ
戸籍が無いから職も無いのはわかるけど逃げてきた所にわざわざ頭下げに行ったって事ですよね
「町」側もしれっと雇ってるし 逃亡者なんだから何かしらの罰があるだろうにそれも無さそう
再就職までのいきさつを入れてほしかった それとも「皆さんのご想像にお任せします」ってことかな
作品の設定や雰囲気はいいなと思っていただけに後半の脚本が残念で仕方ないです
緑役の立花恵理 本業はモデルだそうですがドS役がとてもハマっていました
55点