はい昨日はイオンシネマ行ってきました
9月も終るかというところで随分涼しくなってきましたが
この時期は服装をどうするかで悩むんですよね
日中は過ごしやすいけど日が落ちると寒い 半袖は寒いけど着込むほどでもない
うまいこと乗り切る方法ありませんかね?
監督・脚本
内田英治
出演
草なぎ剛
服部樹咲
水川あさみ
真飛聖
田口トモロヲ
故郷の広島を離れ新宿で暮らしている凪沙(草彅剛)は
あるきっかけで親戚から預かった一人の少女と暮らす事になってしまった。
母から愛を注がれずに生きてきた少女、一果と出会ったことにより
孤独の中で生きてきた凪沙の心に今までにない感情が芽生える。
草なぎ剛・稲垣吾郎・香取慎吾の3人がジャニーズ辞めた後出演してる映画は
私の中では高評価なんですよね
なのでそれなりに期待して観に行ったわけですが
今回も良作でした
LBGTのTであるトランスジェンダーを中心に、シングルマザー・ネグレスト・子への無関心・貧困・貧富の差・未成年による風俗まがいのバイトなどなど
現代の社会問題の詰め合わせみたいな状況から凪沙と一果の物語は始まる
テーマがテーマなだけにずっと重い話が続くのですが
変にハッピーエンドにしたり「やさしい世界」にしたり泣かせに行ったりせず
きっちり真面目に重いままで通してくれたことが作品の奥深さに繋がっています
最初は水と油のようだった二人が徐々に距離を詰めていく
互いに不器用で交わす言葉は少ないけれど信頼関係は築けている
この変化の過程の見せ方が良いですね
一果の母になるべく性転換手術までしたけれど
それでも本物の母親・本物の女性には勝てない
それどころか自身の親に泣かれ親戚から化け物呼ばわりされる
この辺は観てて辛くて切なくて胸が苦しくなってました
凪沙にとって一果のバレエが
生きる最後の希望みたいになっていたのかなぁ
そして一果のバレエを見ながらの最期
「アタシはもうダメだけどアンタは白鳥になって羽ばたきなさい」
そんなメッセージを感じ取りました
この作品は「面白かった」「楽しかった」「スカっとした」っていうのじゃ無いので
こうやって言葉で伝えることが難しいのですが
観終わった後に何か心に残ること・感じることっていうのがある作品なので
劇場で観て、それを感じ取ってほしいです
75点