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アキラとあきら 池井戸作品にハズレなし おすすめ

毎月1日はファーストデイでお安く映画が見られる日

という事で9月1日に3本連続で観てきました

今回はその1本目です

 

 

監督
三木孝浩
出演
竹内涼真
横浜流星
高橋海人
上白石萌歌
児嶋一哉
満島真之介
塚地武雅
宇野祥平
戸田菜穂
野間口徹
杉本哲太
酒井美紀
山寺宏一
津田寛治
徳重聡
矢島健一
馬渕英里何
山内圭哉
山村紅葉
竹原慎二
アキラ100%
奥田瑛二
石丸幹二
ユースケ・サンタマリア
江口洋介

父親の経営する町工場が倒産し、幼くして過酷な運命に翻弄されてきた山崎瑛。

大企業の御曹司ながら次期社長の椅子を拒絶し、血縁のしがらみに抗い続ける階堂彬。

偶然同じ名前を持った二人は、日本有数のメガバンクに同期入社する。

ライバルとしてしのぎを削る二人だったが、山崎は自らの信念を押し通した結果、左遷される。

一方、順調に出世していた階堂の前にも、親族同士の骨肉の争いという試練が。

ついに階堂家のグループは倒産危機に陥るー。

 

 

池井戸潤原作作品はTVのものは全く見ておりません

一方映画化作品「空飛ぶタイヤ」(2018年)、「七つの会議」(2019年)は

共に映画館で観てます

映画化3本目という事で期待値が高い状態で観ましたが

前2作と変わらず面白かったです

 

主軸の話は銀行から多額の融資を引き出すため、あれこれ知恵を絞るというもの

そこに山崎瑛、階堂彬という二人のあきらの育った家庭の話を足していく感じ

山崎瑛は銀行員を目指した背景とその信念を今も守って業務を続けていく姿

階堂彬は今も続く親族間のグループ会社経営問題

前半に山崎瑛の話、後半に階堂彬の話とそれに絡めて主軸の銀行融資の話という構成

 

前2作は二転三転する展開や、実はこうでしたという大きなネタばらしのようなものがありましたが

今作はそういうものはなく素直でストレートな展開

なので分かり易いですが、話のボリュームが薄く感じられて物足りないと感じる人がいるかもしれません

 

「確実性が無い」と却下されたあと、考えに考えて編み出し、最終的に多額の融資を引き出した手は

アクロバティックなものではなくあくまで現実的な範囲の手法

株式投資やってる人なら「ああ、なるほどね」と思わず納得なんじゃないでしょうか

この融資の件に限らず、あちこちで会社の経理の話が出てくるので

損益計算書や貸借対照表をある程度読める知識があるとより一層本作が楽しめると思います

 

ラスト 階堂彬のグループ会社の件が片付いた後

山崎瑛の故郷で二人が固い友情を確かめ合うシーン

ここ最高に爽やかで気持ちいい

これのおかげで劇場出たあとしばらく謎の清涼感で満たされていました

「終わり良ければ・・・」ではないですが、最後の〆が気持ちいいと満足感が違いますね

 

配役に関しては

山崎瑛役竹内涼真

内に秘めた熱い思いを要所要所で見せながらも終始爽やか好青年を演じて好印象

階堂彬役横浜流星

シュッとした顔つきの彼にプライド高い金持ち御曹司役は適任

ほか塚地武雅、宇野祥平、野間口徹、杉本哲太、津田寛治、竹原慎二など

脇役の面々のチョイスが的確で主役二人を引き立たせていて

同じくチョイ役で出演時間が短かったアキラ100%の芝居が上手なのが驚きでした

一方、上白石萌歌のポジションは居ても居なくても変わらないんじゃないかというのと

児嶋一哉・高橋海人の芝居の下手さが気になりました

 

 

検索すると既に池井戸作品映画化第4弾が動いてる様子

非常に楽しみですね 公開されたら確実に観にいきますよ

75点

 

 

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