はい今回はイオンシネマ行ってきました
コロナ感染が落ち着いているということでイオンシネマも全席開放になりました
席数が増えるのはいいのですが周りに人が居ないほうが好みなもんで
そういう理想的な席を確保するのがやや難しくなりました
まあ、前後左右空いてるのが特殊で今が通常なんだから
それは合わせていかないといけませんよねぇ
監督
前田哲
出演
天海祐希
松重豊
新川優愛
瀬戸利樹
加藤諒
柴田理恵
石井正則
若村麻由美
友近
クリス松村
高橋メアリージュン
竜雷太
藤田弓子
哀川翔
毒蝮三太夫
三谷幸喜
草笛光子
後藤篤子(天海祐希)は、家計に無頓着な旦那・章とフリーター娘のまゆみ、大学生の勇人を息子に持つ、節約がモットーのごく普通な主婦。
夫の給料と自身がパートで稼いだお金をやり繰りし、憧れのブランドバッグも我慢して、コツコツ老後の資金を貯めてきた。
篤子には病気の舅と、高級ケアマンションで暮らす姑の芳乃がいた。
月々のケアマンションの費用だけでも痛手だったのに、舅が亡くなり、章の妹・志津子と葬式代を誰がいくらを出すかで揉め、結局400万円近くも支払うことに。
さらに、パートの契約が更新されず、篤子はクビを言い渡されてしまう…。
気楽に笑えるいい映画でした
「老後2000万円問題」を契機に、老後の為と節約・貯蓄する篤子だが
葬式・結婚式・夫の失業など、出費イベントてんこ盛りで貯蓄どころではなくなるのが前半
普通なら暗く落ち込むようなイベントも軽いノリで笑いに昇華しています
個人的に一番可笑しかったのが、芳乃(草笛)が篤子(天海)対して「篤子さんは宝塚は無理よ~」と言う所
節約術など「ハウツー」的な要素は無いのでそういうのを期待して観たら「何かちがう」となると思います
人生のイベントで出費がかさむのは、要は「見栄・プライド」なんですよね
ド派手な結婚式がしたいとか立派な葬式を出したいとかは全部
他人と比べてどうかとか他人からいい様に見られたいとかそういう所から来てる
そういうのを気にしないメンタルを持てば見栄で浪費をすることがなくなります
人と比べないことと、「恥欠く 義理欠く 人情欠く」の「三欠く」で生きるのが一番お金貯まりますよ
みっともなくてもいいじゃない
後半は姑との同居から、後期高齢者医療や生前葬などの「終活」が話しの中心になります
笑いは少し抑えてちょっとしんみりいい話に持っていくのは邦画にありがちな流れ
ここらへんは色々考えさせられましたね
まず自分の親の終活どうするのか、そのあと自分自身の人生終盤はどうするのか
自分自身の場合は何ら対策しなかったら孤独死確定ですからね
介護施設に入るのか、または作中に出て来たグループホームもアリかも
最後はどの人も丸く収まるほのぼのエンドですが
篤子の夫、章の再就職の件はちょっと違和感あるかなぁと思いました
主演の天海祐希はクソ真面目なシリアス話より
こういうユルい話の主婦役がドンピシャ合ってますよねぇ
松重豊の頼りない旦那役もいい
高橋メアリージュンが一段とエロさが増したように見えたのは私だけでしょうか
あと草笛光子
88歳だそうですがシャキっとしていて歌もハキハキと発声して上手い
上品さもありながらおじいちゃんに変装したりギャグもできるすごい人だと思いました
マネー知識は身につきませんが最後は笑顔でほっこりいい気分になれる映画でした
何か手軽に映画観たいと思ったらコレをおすすめします
70点