無職生活5年目突入  のんびりと ひっそりと 自由に生きております

マークスマン 路線変更したリーアム・ニーソン

2022年1本目はTOHOシネマズなんば

11日にえべっさんの初詣のついでに観て来ました

久しぶりの別館での上映・鑑賞だったのですが

券売機が新しくなってて使い方に戸惑ってしまいました

さらに劇場内ががらっと改装されていて椅子も新品で快適

本館のほうもこうなってるのかな?

 

 

監督
ロバート・ロレンツ
出演
リーアム・ニーソン
キャサリン・ウィニック
フアン・パブロ・ラバ
テレサ・ルイス
ジェイコブ・ペレス

愛妻に先立たれ、メキシコ国境付近の町で牧場を営みながら愛犬と暮らす元海兵隊の腕利き狙撃兵、ジム・ハンソン。

ある日、メキシコの麻薬カルテルの魔の手を逃れ、越境してきた母子を助けたことから、彼の運命は大きく変わり始める。

ミゲルをシカゴに住む親類のもとに送り届けてほしい――日々の生活に手いっぱいのジムだったが、仕方なくこれを引き受ける。

一方、米国に侵入したカルテルは執拗に彼らを追撃。迫りくる危機に、ジムは必死に抵抗する。

果たして彼は、ミゲルを守り、シカゴにたどり着くことができるのか?

 

 

うーん、面白いとかじゃなくじっくりと鑑賞するタイプの映画でした

 

リーアム・ニーソンといえば「96時間」シリーズをはじめとするアクション映画が挙がってくると思います

設定が「的中率100%の元海兵隊狙撃兵」なこの映画もバンバン撃ちまくって敵を倒すアクションかと思わせるところですが

実際は「老人と子供のアメリカ漫遊記」が正しい認識でしょう

 

メキシコ国境近くに住む独居老人ジムがメキシコから逃げて来たミゲルをシカゴまで送り届けるストーリー

最初は乗り気ではなく金のために動いてたジムが子供と共に行動しカルテルから逃げのびるうち

金や損得関係無く亡くなった母親の願いを叶えるためにシカゴへ向かう

道中のジムの心情の変化をじっくり感じることができました

 

事務の設定を活かすガンアクションは拳銃でバンバン撃ち合うものではなく

ライフルで遠距離射撃が中心なので見た目が地味

終盤、敵ボスを仕留めるチャンスあったのに手下のほうを狙ったのは

ストーリー上仕方ない部分なんでしょう

 

無事シカゴの親戚の家まで送り届けてからのラストシーン

すごくきれいに〆たけどバットエンドなんだよなぁ

そこは無事地元に戻ってサラと再会エンドにしてほしかった

リーアム・ニーソンはボロボロになりながらも生還して、いつもの日常に戻るってのが合ってると思います

 

リーアム・ニーソンもいい年だからバリバリのアクションはキツいのかな?

そういうのではなく最近のクリント・イーストウッド作品みたいな

心に沁みるような落ち付いた作品に出演しようと路線変更してる最中なのかもしれない(と勝手に思う元夜勤者)

役者の世界にも年齢的な役割ってのがあるんでしょうねぇ

 

あと気になったのが、アメリカ側の警察や国境警備が悪人として描かれてる所

おそらく買収されてるんだろうけどザル審査で国境通過とか今どきのアメリカでありえるのかな

メキシコカルテルの組織力・支配力がとてつもなく大きいよって事なんでしょうかね

 

ミゲルの母親の人、めっさ美人さんだったわ

ミシェル・ロドリゲスとかラテン系美人はどストライクです

 

 

「96時間」など、これまでのリーアム・ニーソンを求めてこの作品を観たら、たぶんガッカリするでしょう

路線変更した(と思う)新しいリーアム・ニーソン作品ということで

こちらも見方を変えないといけないでしょう

65点