今回はイオンシネマで観てきました
まん延防止のアレが解除になってしばらく経過しましたが
イオンシネマは座席の間引きを続けるようですね
より慎重な判断をされたんだと思いますが
前後左右に人が絶対に来ない事は、一人で観に来てる元夜勤者には有り難いですね
監督
ギレルモ・デル・トロ
出演
ブラッドリー・クーパー
ケイト・ブランシェット
トニ・コレット
ウィレム・デフォー
リチャード・ジェンキンス
ルーニー・マーラ
ロン・パールマン
メアリー・スティーンバージェン
デヴィッド・ストラザーン
大恐慌時代のアメリカ
ショービジネスでの成功を夢見る青年スタンがたどり着いたのは、人間か獣か正体不明な生き物を出し物にする怪しげなカーニバルの一座だった。
読心術の技を身につけた彼は、人を惹きつける才能と天性のカリスマ性を武器にトップの興行師(ルビ:ショーマン)となるが
その先には想像もつかない闇が待ち受けていた…
この作品を観ることを予告編を見て決めたんですが
予告編の雰囲気からサスペンスかミステリーかなぁと勝手に思ってしまったんですよ
なもんで本編観始めてからしばらくは何か違うな~???と若干混乱気味で
30分くらい過ぎてようやく本作の本筋が見えてきたんですよね
この作品、とある男の栄枯盛衰の物語でした
見世物小屋から出るまでが立志編
精神科医に出会って個別営業を始めるまでが栄光編
その後が没落編
こんな感じですかね
この男の事を簡単にまとめると、詐欺はダメだってこと
読心術という技術を見せるショーはいいけど霊感商法はダメ
見世物小屋時代に同僚や古参の芸人から言われた御法度に
出世欲を抑えきれずに手を出してしまって
後に引けなくなって追い詰められて堕ちていく様を結構な長尺で描いてます
まあ自業自得ですね 成るべくして成ったという感じ
この作品は美術面が良かった
見世物小屋のおどろおどろしい、胡散臭い、暗い感じを見事に表現
それらのアイテムを終盤、男が転落していく過程で再度出してくる事で
あぁこの男は最初の所、もしくはそれ以下までとことん堕ちるんやなぁと暗示
とことん堕ちましたっていうシーンは無いですが容易に想像できるラストでした
いくつかアカデミー賞にノミネートされてただけああります
見世物小屋の先輩ジーナ(トニ・コレット)と精神科医リリス(ケイト・ブランシェット)が良く似た顔だったので
「あれ、さっきの人が出て来た」と思ってしばらく混乱してました
話の本筋は割と単純なものですが演者、美術等が引き立て役になって
長尺に耐えうる作品になっています
独特の空気を味わえますよ
65点
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