無職生活5年目突入  のんびりと ひっそりと 自由に生きております

ボーはおそれている ”高熱の時に見る夢”のよう

すいません、だいぶ前に観た映画の感想です

やる気なしモードにまたまた突入してまして

中々長文を書く気になれなくて後回しにしておりました

観てすぐ感想の骨格部分だけでも書き貯めしとけばいいんですけどね

ほんとすいません

 

 

監督
アリ・アスター
出演
ホアキン・フェニックス
ネイサン・レイン
エイミー・ライアン
スティーブン・マッキンリー・ヘンダーソン
ヘイリー・スクワイアーズ
ドゥニ・メノーシェ
カイリー・ロジャーズ

日常のささいなことでも不安になってしまう怖がりの男性・ボーは、ある日、直前まで電話で会話していた母親が死んだという知らせを受ける。

母親のもとへ向かうべくアパートを出ると、世界は様変わりしていた。

現実なのか悪夢なのかも分からないまま、次々に奇妙な出来事が起こる里帰りの道のりは、いつしか壮大な旅へと変貌していく。

 

 

“あの”「ミッドサマー」のアリ・アスター監督にA24ときたら

観るしかないだろというそこそこの期待ありきで鑑賞しました

 

うーん、途中まではついていけたけど最後がねぇ・・・

 

ざっくり4部構成

1部 ボーの住まい

実家へ帰れなくなったボーに母親の怪死の一報が届き

何としても実家へ帰らねばならなくなった彼のすったもんだを描く

ここは彼の紹介と、物事を決められない精神疾患や運の悪さから

やることなすこと全部裏目に出る類のブラックユーモアでちょっと笑えるところ

2部 親切な夫婦の家

初対面のはずなのに妙に親切な夫婦の家に、傷が癒えるまで居候

絶対に裏があるだろうという夫婦の不穏な感じや

絶対に何かやらかすだろうと読める精神疾患の男性など

「世にも奇妙な物語」的な気味悪さがずっと続く

3部 森の住民による劇

逃げ込んだ森に集団で住んでる人々が居て

その人らによる劇を見てるうちにボー自身が劇の主人公になったかのような錯覚に陥る

この劇が良くできてました 色彩も鮮やか

 

と、3部まではそれぞれにテーマ?というか芯になる部分があり理解できて楽しめました

 

問題は4部

いよいよ実家に到着してネタバラシ

母親の用意周到な策略については理解したけど

屋根裏の〇ンポの怪物は何なんだよ

ラストシーンの裁判?は何やねん

アレで〆て終わり?

母親の策略を知ってボーはどう出るのかが見たかったけど

特になく終わっちゃった

 

子に対する親の過干渉・過保護の究極系と

それにより自主的に決められない精神疾患となった息子

そういう歪んだ親子関係を描いてるのだろう と思う

それを3時間近い上映時間で、時に「ええぇ・・・」「おいおい」と

若干引いてしまう描写を入れつつ見せつけてくるので

意味不明、とっちらかった、収拾つかない、荒唐無稽な印象

高熱でうなされてる時に見る夢 ってのが適切な表現かも

 

主演ボー役ホアキン・フェニックス 流石やね

彼だから3時間観ていられたかもしれない

 

 

まあ結局よくわからない所も多いまま終わったなぁと

時間があって少々難解なものが見たいっていう人なら

観てもいいかもしれません

55点

 

 

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