無職生活5年目突入  のんびりと ひっそりと 自由に生きております

まる 緩めの『世にも奇妙な物語』 役者の技量で持たせてる

はいいつも通りイオンシネマで観てきました

なんとか観てからあまり時間を置かずに書けました

今後もこれくらいのペースで書くよう努めます

 

 

監督
荻上直子
出演
堂本剛
綾野剛
吉岡里帆
森崎ウィン
戸塚純貴
おいでやす小田
濱田マリ
早乙女太一
片桐はいり
吉田鋼太郎
小林聡美
柄本明

美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。

独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなしている。

ある日、通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失う。

部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた○(まる)が知らぬ間にSNSで拡散され、正体不明のアーティスト「さわだ」として一躍有名になる。

突然、誰もが知る存在となった「さわだ」だったが、段々と○にとらわれ始めていく…。

 

 

タイトルにも書いてるとおり『世にも奇妙な物語』のとある一話を2時間に引き伸ばしました

というのが実際のところか

 

感想の前に『円相』について

円相(えんそう)は、禅における書画のひとつで、図形の丸(円形)を一筆で描いたもの。「一円相(いちえんそう)」「円相図(えんそうず)」などとも呼ばれる。

悟りや真理、仏性、宇宙全体などを円形で象徴的に表現したものとされるが、その解釈は見る人に任される。

また、円窓と書いて「己の心をうつす窓」という意味で用いられることもある。 臨済宗の位牌や塔婆の1番上に書かれることが多い。

また始まりも終わりもなく角に引っ掛かる事もない円の流れ続ける動きは、仏教が教える捕らわれのない心、執着から解放された心を表わしている。

Wikipediaより

要は単なる〇が芸術の1ジャンル?として既にあるということ

 

何気に描いた〇が円相として認められ、美術品として高額で取引されるようになり

またSNSでもバズって社会現象化

一躍時の人となった沢田

だがさらなる作品を求められ〇を描くもそれらは認められず

さらに偽物が現れるまでに騒動が広がっていく

どうする沢田 というのが大まかなストーリー

 

やろうと思えば40分程度まで圧縮できそうな内容を2時間やってるので

展開はゆっくりだし淡々として盛り上がりに欠ける

そんななので途中で飽きそうなものなんですがその間を持たせてるのが主演堂本剛

ゆるくて何も考えてなさそうで、いい年してまだ芸術家で大成する夢を追う青年?中年?という役がドハマりしてます

最初は本当に何も考えてなさそうで周りに流されてそうな人物なんですが

この騒動に巻き込まれることで自分の将来、進む道を決めることになり

最後にはひとつ大人になる、成長してるなぁと感じられる人物になってます

その成長過程の演技がいいです

難をいえば年齢設定がねぇ

沢田が何歳かはわからないですが堂本が演じるにしてはちと年取りすぎかな

若者ファッションも痛々しく見えます

 

沢田が静だとすると隣人の横山(綾野剛)は動

事あるごとに沢田にウザがらみ

しまいには「俺が沢田になるわ」と〇を書き始めたりもするが

こちらも売れない漫画家で沢田と同様、社会の片隅でくすぶってる

似た境遇でもこうも違うかというギャップがおもしろいです

 

吉岡里帆の役どころは意味不明だったし

沢田に「先生」と呼ばれてた柄本明も何者か分からず終い

結局堂本・綾野二人の存在・演技で2時間持たせたという感じかなぁ

 

 

ドキドキワクワクするエンタメな面白さは全くないです

沢田の変わり様をじっくりと楽しむ映画

のんびりとした時間を楽しみたい人はどうぞ

 

 

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