無職生活5年目突入  のんびりと ひっそりと 自由に生きております

水曜日が消えた 中村倫也の一人芝居がいい感じ

はい、梅雨の合間で晴れてるうちに新作映画観ておこうとTOHOシネマズ梅田に行ってきました

TOHOシネマではシネマイレージ会員限定料金1200円ていうのを30日までやっていて

普段は火曜日だけですが6月中はいつでもお得に映画観れますよ

曜日を気にしなくていいのはありがたいですねぇ

 

監督・脚本
吉野耕平
出演
中村倫也
石橋菜津美
深川麻衣
中島歩
きたろう

幼少期の交通事故が原因で、曜日ごとに7人の人格が入れ替わる青年は、

思考や性格はバラバラだが、各曜日の名前で呼び合いながら平穏な毎日を過ごしていた。

その中でも地味な火曜日(中村倫也)は、ほかの曜日から家の掃除、荷物の受け取り、通院といった面倒な用事を押し付けられていた。

ある日の朝、目を覚ました火曜日が水曜日がいなくなっていることに気づく。

火曜日は、見慣れないテレビ番組などに戸惑いながらも水曜日を満喫する。

 

盛り上がる所があまりない割に集中して観れました

多重人格者物というと、ある人格が凶暴・残忍で周囲に危害を及ぼすとか他の人格を喰ってしまって自分だけ表に出てやろうとか

ミステリーやホラーチックになるのが定番ですが

これは曜日別の7人がそれなりに生活していてある日そのバランスが崩れてしまったけれど

やっぱり今までの生活がいいよね だから元通りにしようとする話なので

前記のような展開を期待してると肩透かしをくらうことになります

また基本的に陰キャな火曜日を中心に物語が進むので7人がとっかえひっかえ現れて・・・みたいなのもありません

7人が出てくるのは最後の最後ちょっとだけです

唯一、チャラ男な月曜日が関わってくる程度です

 

で、その月曜日なんですが

終盤、曜日別のほうがいいんじゃないかと思い始めた火曜日と激しく対立してた(ここのシーンはホラーっぽくてちょっと盛り上がる)のに

次のシーンには「7人の意見なんで」みたいな事言って曜日別でええやん派になってるのがよくわからなかったなぁ

対立する必要ないよね

 

この他、どうやって生計立ててるの?とか水曜日が消えた理由が明らかにならないままとかツッコミどころは多数あるけれど

ほぼ全編出ずっぱりの中村倫也の芝居でなんとか最後まで観るモチベーションが保てました

その後の7人の生活をばっちり演じ分ける後日譚で一本撮ってほしいですね

65点