昨日は午後から小雨ちらつく中、TOHOシネマズくずはに行ってきました
13時前に到着して昼飯はすかいらーく系列のASSORTというビュッフェスタイルのお店で
夕食が不要になるほど目一杯食べてからの映画鑑賞
昼飯はすかいらーくの株主優待券で支払って、映画は貯まったポイントで鑑賞したので
出費は交通費だけという安上がりな外出となりました
監督・脚本
英勉
出演
齋藤飛鳥
山下美月
梅澤美波
小西桜子
桜田ひより
浜辺美波
「アニメは設定が命!」が信条で、ことあるごとに妄想で世界を染め上げる変わり者の主人公の浅草みどり(齋藤飛鳥)と
俳優一家に生まれ、親に反対されつつも自分を表現するためにアニメーターを目指すカリスマ読者モデルのお嬢様、水崎ツバメ(山下美月)
その2人の才能をまとめ、管理し金儲けをしようとするプロデューサー気質の少女、金森さやか(梅澤美波)がアニメーション制作に魂を燃やし
浅草みどりが想い描く世界を創ることに邁進する。
原作未読 アニメ版も見てません 実写ドラマも放送してたようですが存在すら知りませんでした
なので予備知識が一切無い状態です
ついでに、○○坂集団の皆さんについても知識一切無しです
タイトルだけ見たら映像研は破天荒で無茶をやらかす、関わらない方がいい部活のように思えるけれど
映画の中では真面目に真剣にアニメ製作をする健全な部活でした
大枠のストーリーは、「部活の統廃合が迫る中、実績を積んで映像研を存続させよう!」という
割りとよくある学園生活モノ・部活動モノで分かり易いですが
序盤の導入部が分かりにくくて失敗してます
雨の中、3人のモブ学生が回想で映像研がやらかしたエピソードを語るのですが
やらかし映像がぶつ切り飛び飛びのダイジェストだったので
「映像研はこういう部活なんだ・メンバーはこういう奴らだ」というのが理解できなかったです
後で調べたら実写ドラマの映像を持ってきたみたいですが
これだとドラマ見てない人間は何の事だか分からない
おかげで最初の15分くらいは「なんか良く分からないつまらない映画だなぁ」って思ってました
かなり進んでロボット研と提携するあたりから、浜芝高校の現状やら「生徒会vs映像研」の構図やらがはっきりしてきて
やっと観てられる状態に
みどりが妄想の中でロボを組み立てていく所はロボット研も含めて皆イキイキしててええなぁ
頭の中で好き勝手考えてる時が一番楽しいってのは良く分かりますね
この演出どこかで観た事あるなと思ったら「前田建設ファンタジー営業部」でもやってたなような・・・
同じ監督ですしね
「何か用事はありませんか?」と聞いてくるものまね部は
きっとどこかで使ってくるだろうと思ってましたが
こういう使い方するのね ここは素直におおってなりました
ラストの上映するのかしないのかのところ 感動のお涙頂戴ポイントなんだけど
これをやるんだったらツバメと両親との確執(アニメ関係は禁止されていること)をもっと強く描いておかないと
サラっと流されてしまって心に響かないですね
作品内では最初のほうで誰かが説明っぽく言ってただけなのでかなり軽い印象になってる
アニメの件でツバメと親が揉めてるシーンとか入れたほうが良いのではないでしょうか
あと気になった所は浜辺美波と気象研究部の台風の件
あれ要らないでしょ 無理矢理ねじ込んだ感がすごい
あと生徒会側がなんか頼りないというかユルい
生徒会長役の子がちょっと棒な演技なのも原因あると思いますが
原作準拠なんでしょうか
「賭ケグルイ」の生徒会くらいピリっとした空気感でないと
「vs生徒会」っていうお話は締まらないですよね
あ、「賭ケグルイ」も同じ監督だったわ
ということで
知識のない一見さんに優しい映画作りをお願いします
55点