無職生活5年目突入  のんびりと ひっそりと 自由に生きております

サイレント・トーキョー 犯行動機が軽すぎる

7日にイオンシネマ行ってきました

コロナ感染再拡大を受けて大阪府から赤信号が出ていますが

映画館は営業規制対象外のようで普通に営業しておりました

ただ、いつまた休業要請されるかわからないですから

営業してるうち、行けるうちに行っておきたいと思います

 

監督
波多野貴文
出演
佐藤浩市
石田ゆり子
西島秀俊
中村倫也
広瀬アリス

クリスマスイブ。恵比寿に爆弾を仕掛けたという電話がテレビ局にかかって来た。

半信半疑で中継に向かったテレビ局契約社員と買い物に来ていた主婦は、騒ぎのさなか爆破事件の犯人に仕立て上げられてしまう。

そして、新たに犯行予告が動画サイトにアップされる。次なる標的は渋谷・ハチ公前付近。

要求は「テレビ生放送での首相との対談」。それが受け入れられない場合、18時に爆弾が爆発する。

 

終盤の詰めが甘くてやや尻すぼみな感じがしました

 

渋谷のスクランブル交差点爆破まではいい感じでした

恵比寿の爆発騒ぎから渋谷へと舞台が移る間に怪しい人物を数人出してきて

この中の誰が犯人なのか?と意識付けさせてからの爆破

わざわざ栃木でスクランブル交差点のセットを作り、大量のエキストラを動員してのこのシーンは迫力満点

野次馬でウェイウェイ言ってるユーチューバーとパリピがまとめて吹っ飛ぶのが気持ちいいです(不謹慎)

 

実際に同様の事件が起こり、渋谷が封鎖となったらどうだろう

コロナの緊急事態宣言で外出自粛になった時は店も客も素直に従っていたので

大人しくしてるんじゃないかな

 

爆破後は刑事の世田が事件の真相に急接近、真犯人が明らかになっていくのですが

その過程がちょっと都合良すぎな感じがします

東京の地図と一緒に爆弾設置場所のメモが置いてあるとか

犯人ちょっと軽率すぎない?

 

終盤、真犯人が犯行動機を過去の回想を交えて語りだすのですが

詰まる所、一個人の逆恨みじゃねーかと ちっさいなー

あと自衛隊の軍備増強反対てのも理由の一つなんですが

爆弾テロなんて実行したら、世論は軍備強化・治安強化賛成に傾きませんかね?

それと、「世間は戦争を知らない、少なくとも私のほうが戦争を知ってる!!」って格好良く言うけど

あんたも戦地行ってないやん 相方からの伝聞だけですやん

その程度で戦争を語るなと

 

結局、犯人の言い分も一理ある、分からなくもないなってならないと

こういう作品は深さが出ないんですよ

今作ではそう思えなかった

このあたりもっと脚本詰めてほしかった

いい役者揃えていい演技してたのに勿体無いなぁ

中村倫也の落ち着いた芝居、いいですね

 

 

渋谷の爆破シーンがピークでその後は平凡

うーん、つくづく勿体無い

65点