6月1日のファーストデイにイオンシネマ行ってきました
この日からコロナ関連の規制が緩くなって平日限定ながら営業再開となりました
11時~17時までおりましたが映画館もレストラン街もまずまずの入りで
営業再開を待ってた人達が多く居たんだなと実感しました
ちょっとずつ経済回していきましょう
監督
デリック・ボルテ
出演
ラッセル・クロウ
カレン・ピストリアス
ガブリエル・ベイトマン
ジミ・シンプソン
オースティン・P・マッケンジー
美容師のレイチェルは今日も寝坊。
あわてて息子のカイルを学校へ送りながら職場へと向かうが、高速道路は大渋滞。
度重なる遅刻に、ついに首となる。
最悪の気分のまま下道を走るが、信号待ちで止まると、前の車は青になっても発進しない。
クラクションを鳴らすがまだ動かない。
イラついたレイチェルが追い越すと、つけてきたドライバーの男が「運転マナーがなっていない」と言う。
レイチェルに謝罪を求めるが、彼女は拒絶して車を出す。
息子を学校に送り届けたものの、ガソリンスタンドの売店でさっきの男に尾けられていることに気づく。
店員は「あおり運転の常習犯よ」と警告。
車に戻ったレイチェルはある異変に気付いた。が、時すでに遅し。
信じられない狂気の執念に駆り立てられた男の“あおり運転”が、ノンストップで始まるのだった……。
サイコパス野郎に目を付けられ煽り運転で粘着され、あげく家族や知人にまで危害が及ぶサイコ物です
がっしりずっしりとした体格のラッセル・クロウが鬼の形相で煽ってきたらそりゃ怖いわな
またこの男が非常にタフで拳銃一発、ゴルフクラブ一撃程度では倒れない まるで重戦車のよう
そんなのがいつまでもどこまでも追いかけてくるとかもう絶望しかないです
ただこの男、元々サイコパスな素質はあったのでしょうが、いわゆる底辺層に所属していて
勤め先はクビになり、再就職先は見つからず何をやってもうまくいかないツイてない状態で自暴自棄になり
「俺には暴力しか残ってない」という「無敵の人」な考え方になってこうなってしまった一面もあります
こうなってしまったのは現代社会にも原因があるんじゃないかという問題提起でしょうか
ネタバレしてしまいますが、最後には主人公の女性はサイコ男の魔の手から逃げ切ってハッピーエンドとなります
しかし、どうにも手放しで良かったねと喜べないんですよね
何故かと言うとこの女性のほうにも大騒動になった原因があるから
朝早くから美容師の仕事があるのに寝坊
スマホ通話しながら運転して、急ぐからと渋滞でギチギチの高速道路を路肩走行
ほぼほぼ間に合わない時間になってイライラしてサイコ男の車に雑なクラクション
その後「謝ってくれ」と紳士的に言ってきたサイコ男を完全拒否(これでサイコ男が怒り狂うことになる)
自分のスマホにパスワード設定してない(スマホを奪われ個人情報ダダ洩れで家族知人に被害が出る)
ほかにも色々ありますが、素行悪すぎで結局この女性の自業自得じゃねーかというところが多々あって
100%全面的に被害者だとは言いにくいんですよね
煽り運転やってる最中のドラレコ動画は数多くありますが
それに至るまでの部分は、その動画だけではわからないですよね
ひょっとしたら煽られて当然のことをやらかしてるかもしれない
煽られる原因が被害者側にあるかもしれない
そんなことを考えさせられました
最初の放火シーンは「こういうヤバイ奴ですよ」という説明のつもりなんでしょうが要らなかったかも
仕事をクビになってヤケになって暴れてるシーンとかのほうが自然に入って行けたかもしれません
90分程度と尺は短めでテンポも良く、サイコ男が追って来る恐怖がしっかり伝わって来ます
怖い映画観たいなぁと思ったらどうぞ
60点