無職生活5年目突入  のんびりと ひっそりと 自由に生きております

余命10年 ベタ展開なのに全く泣けなかった

今回は公開初日の上映一発目にイオンシネマ行ってきました

その後しゃぶしゃぶ美山でランチしましたが

しゃぶ葉やしゃぶ菜と比較して鍋が小さくて具材が入らず

吹きこぼれの心配もあってあまり煮込めず美味しくなかったです

(元夜勤者はグダグダになるまで煮込む派です)

二度目はないなぁ

 

 

監督
藤井道人
出演
小松菜奈
坂口健太郎
山田裕貴
奈緒
井口理
黒木華
田中哲司
原日出子
リリー・フランキー
松重豊

数万人に一人という不治の病で、余命が10年であることを知った20歳の茉莉(まつり)。

彼女は生きることに執着しないよう、恋だけは決してしないと心に決めていた。

しかし地元の同窓会で和人(かずと)と出会い、茉莉の10年は大きく動いていくー。

 

 

重い病気のヒロインと運命の出会い

次第に引かれあい恋仲に

病気の事を忘れるくらい楽しい恋愛期間

やがて訪れる死 涙の別れ

 

これまで何百回と作られてきたテンプレ鉄板な内容

今回元夜勤者がこの作品を観に行った理由は

ズバリ泣きたいから

内容、出演者、予告編からの雰囲気でどれくらい泣けるかなぁと

まあまあ期待していたのですが

結果、全く泣けませんでした

 

いやね、元夜勤者が無感情で冷酷な人間っていうわけではありません

「君の膵臓をたべたい」は2度泣いたし

アニメ「劇場版 ヴァイオレットエヴァーガーデン」では

マスクがダメになるほど鼻水垂れ流して泣きましたからね

 

余命10年で泣けなかったのは

ヒロインが徹頭徹尾ネガティブ思考だったからなのかもしれません

 

原発性肺高血圧症を患った人のほとんどは10年以内に亡くなっている

映画タイトルはここから来てるんですけれど

医者が「あなたは余命10年です」と宣言したわけじゃなく

茉莉が10年以内に死ぬと固く決めつけてる

 

最初はそれでもいいんです

和人と出会って生きる理由が出来て

残りの人生、二人で精一杯生きるぞと明るくなって

そして運命の別れの時・・・っていう展開ならアリだと思います

 

しかし今作はそうはならず

和人と出会って触れ合っても、根底は余命10年に縛られたまま

1年ちょっと付き合う期間があっても変われない茉莉は

和人と居ることを否定して離別

そのまま病状悪化で死亡

 

「茉莉の諦め感から来るワガママに振り回される和人の図」という絵面になっちゃって

お約束のお涙頂戴ストーリーからズレてしまったから泣けなかったのかなと

今になって思います

 

あと、茉莉の死に際でのIF映像

「ラ・ラ・ランド」でやってたのと同じなんですが

結局和人といい仲になりたかったんやん

そこまで思ってるんだったら何故和人と別れたんだよと

余命数年なら結婚までは実現可能だったんちゃうかなぁ

付き合ってる路線に入った状態で死に別れのほうが絶対泣けると思うんだけどどうでしょう

 

小松菜奈、坂口健太郎、松重豊、原日出子、黒木華、リリー・フランキー

「こういう映画のこの役はこの人だろう」と容易に想像できるキャスティングで

それぞれがその役をしっかりこなしてたのにもかかわらず

全然心に響かなかったんだよなぁ

泣けなかったのは役者のせいではありません

 

 

いやね、周りのあちこちでズルズル鼻すすってる音聞こえたので

泣ける映画にはなってるんでしょうが

元夜勤者は一滴も泣けませんでした

やっぱり私がズレてるんでしょうか?

60点