無職生活4年目突入  のんびりと ひっそりと 自由に生きております

神は見返りを求める YouTube動画から見える人間の黒い部分

はい今回はTOHO梅田の別館行ってきました

いつもならこの時期梅雨でずっと雨降って出掛けるの億劫になるのが普通なんですが

今年は暑過ぎて億劫になってます

もう靴下止めて短パンとサンダル出そうっと

 

 

監督
吉田恵輔
出演
ムロツヨシ
岸井ゆきの
若葉竜也
吉村界人
淡梨
柳俊太郎
田村健太郎
中山求一郎
廣瀬祐樹
下川恭平
前原滉

イベント会社で働く田母神尚樹は、YouTuberの川合優里と合コンで出会う。

再生回数の少なさに頭を悩ませる優里に同情した田母神は、彼女のYouTubeチャンネルを見返りを求めることなく手助けする。

人気が出ないながらも彼らは前向きに努力を続け、お互い良きパートナーになっていくが、あることをきっかけに二人の関係が大きく変化する。

 

 

監督が「空白」「ヒメアノ~ル」の吉田恵輔ということで

再び心が揺さぶられる体験が出来るのではないかと思い

いわゆる「監督買い」で見ました

 

概ね事前の予想通り、心にガツンとデカいパンチが飛んでくる作品でした

 

「ヒメアノ~ル」が前半ゆる~い感じで話を進行させて後半手のひら返したバイオレンス展開でしたが

今作も似たような感じ

前半は女性底辺YouTuberと裏方として彼女を支えるおじさん二人のほのぼの動画制作物語で進んで

中盤ひょんな事からバズり始めるとセンスが古臭いおじさんが不要になってきて邪険に扱うようになる

そしていよいよ絶縁状態となりおじさん怒り心頭で反撃開始でさてどうなる?

という流れ

 

そんな中で一番に感じられる事が登場人物全員クソむかつくってこと

底辺YouTuberゆりちゃんは売れた途端天狗になって、絵に描いたような「女から嫌われる女」になる

バズった「ゆりちゃんねる」の演出担当村上はNYで修行したか知らんけど自分が一番と思いこんで常に上から目線の物言い

先輩TouTuberチョレイ&カビゴンは動画閲覧数が全てで他はどうでもいいし何でもいいという考え

ゆりちゃんの底辺時代を支えた田母神は最初はいい人だったものの絶縁してからの言動がヤバイ

そして作品見た人全員が「こいつムカつく」と思うであろう人物が田母神の同僚梅川

「○○があんなこと言ってましたよ~」と、方々にあることないこと伝書鳩しまくって事態を一層混沌とさせていく

 

鑑賞中何回「うわぁ・・・」「ひどっ」「きっついなぁ・・・」とこぼしたことか

登場人物全員が人間のドス黒い部分をこれでもかと出してくるわけですよ

こんなにも分かり易く確実に視聴者の心に刺さるのは演出が良いのと役者の技量あってのことなんでしょう

またこれらムカつく人達を見ている自分にもそんなドス黒い一面があって

知らず知らずのうちに他人にそういう事してるかもしれないと思っちゃう反面教師的なものも感じます

 

ゆりと田母神が絶縁してからの報復合戦が「TouTube動画での罵り合い・暴露合戦」ってのが

ああ、あるあるやなと感じると同時に、「ヒメアノ~ル」くらい狂気に満ちてぶっ飛んだ田母神でも良かったかなぁ

手のひら返した時の落差に期待していたところがあったのでこの辺は減点ポイントかな

あと報復合戦が熾烈になってからの「もういいや」ってどうでもよくなってしまうところ

私にはあまり理解できなかったなぁ

怒りに怒って、狂いに狂って、行くところまで行った先の悟りみたいな感じかな

 

ラストの二人はバッドエンドって言ってしまってもいいでしょう

二人とも救われてハッピーエンドだと作り話感が出てしまって違和感だわな

ある種のリアルさを出すなら特に救われることもなくすーっと終わるほうがいいでしょうね

 

YouTuberの話なので当然YouTubeの動画が多数出てきますが

何かしらのチャンネル見てる人なら「こういうのあるある~」って思っちゃう動画ばかり出てくる

きっと監督は沢山動画見て勉強したんだろうなぁ

「ゆりちゃんねる」が有名になればなるほど、飽きられまいと演出過剰になっていくのがとてもリアルに感じました

 

テロップ芸とか過剰な動画演出って「進め!電波少年」が一番最初ですよね

企画に関してもアポ無し○○とか猿岩石のユーラシア大陸ヒッチハイクの旅とかなすびの懸賞生活とか

今どこかのYouTuberがやっててもおかしくない企画やってましたよね

結局YouTube動画ってどこかで(特にTVで)やってたことの焼き直しで

その時その時の瞬間的な娯楽に過ぎないから視聴者がもっともっとと要求してきて

配信者も飽きられまいとドンドン過激な事をやり始めてどんどん消耗しておかしくなっていく

人間だけでなくYouTube自体の闇の部分も見られた気がします

 

ムロツヨシ、岸井ゆきの、そして悪口伝書鳩野郎の若葉竜也

「見てて腹立つ奴」を見事に演じきってました 最高です

 

 

てな感じで、「良かったね~」と言いながら劇場を出るタイプの作品ではありません

腹立つ、ムカつくといった負の感情を全面に押し出した作品なので人を選びます

耐性あるよ、我慢できるよというかたにはオススメです

YouTubeあるあるも楽しめますよ

70点

 

 

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