はい今回もイオンシネマで観てきました
「シング・フォー・ミー、ライル」という近日公開の映画の宣伝で
ライルの吹替え担当の大泉洋が歌ってまして
絶妙な歌声と「イオ~~ンシネマへっ!!」っていうフレーズを何度も聞いてるうちに
彼の声が頭から離れなくなってしまいました
シング・フォー・ミー、ライル自体は観る予定無いですけど
刷り込みは成功してるなと思う元夜勤者です
監督
マーク・フォースター
出演
トム・ハンクス
マルアナ・トレビーニョ
マヌエル・ガルシア=ルルフォ
レイチェル・ケラー
トルーマン・ハンクス
オットーは、近所を散策して少しでもルールを破った者を見つければ説教するなど、不機嫌な態度や厳格すぎる言動で町の人々に嫌われていた。
しかし実はオットーは、妻に先立たれ、仕事も失い、孤独と絶望にさいなまれていたのだった。
自ら命を絶とうとするオットーだが、そのたびに向かいの家に越してきたマリソル一家の邪魔が入り、思いを遂げることができない。
マリソルから小さい娘たちの子守や車の運転を頼まれたオットーは、彼らとのやりとりを通してある変化を感じる。
頑固オヤジが陽気な隣人達と触れあううちに
心を開いていくハートウォーミングな映画
邦画洋画TVドラマ問わずどこでもやってそうなストーリーの映画
予告編を見て、たぶんこんな感じだと見込んでまして
最後は「エエ話やなぁ~」とちょっとジ~ンとくる程度かなと
若干構え気味で本編見てましたが、なんのなんの
後半入る頃には泣き始めていて
終盤~ラストは鼻水ダラダラも追加
劇場出るのが恥ずかしくなるくらい顔グチャグチャになってました
ただ、作品側が露骨に泣かせてくるシーンは少ない
最後の遺書読み上げの所くらいかな
そして逆に笑える所がいくつもある
オットーと近所の友人との自家用車買い替えバトルは最高でした
で、そんな感じの作品でなぜあれだけ泣けたのか
メキシコ人家族と近隣住民との関わり合いによって徐々に心が開いていくことと
オットーが何故頑固ジジイになってしまったか、心を閉じていってしまったのかの種明かしを
同時進行で見せていく展開が決め手ではないかと思う訳です
自殺を図ったりメキシコ家族の子供の面倒を見たりすることがきっかけで
過去の出来事を思いうかべる~からの回想シーン開始
このシーン転換のスムーズさ無理の無さが
なるほどこういう事があったのかとすっと理解させてくれる
そしてその内容は全て、半年前に亡くなった妻との思い出
幾度となく困難が襲ってきても、常に愛し合い支え合って生きて来た事を示していて
そんな人生で最も大切な人を亡くしたんだなぁ・・・って
終盤は回想シーン入る度にまるで自分がオットーになったかのように泣いてたわ
泣かせに来てるラストからのエンドロール
キャストやらスタッフやらの文字列と一緒に
オットーとメキシコ人家族達との触れ合い写真と
子供たちが描いた絵が流れてくるんですけど
これがダメ押しの大泣きを誘ってくるんですよ
オットーよ、人生の最終盤で最良の近所付き合いができて本当に良かったなぁってね
役者はトム・ハンクスは言わずもがな
メキシコ人家族の妻役マルアナ・トレビーニョが
おせっかいなんだけど嫌味がなくて憎めない愛されキャラを見事に演じてました
若き日のオットー役はトムの息子トルーマン・ハンクス
コミュ障でぶっきらぼうな感じがよく表現できてました
実写映画だと「君の膵臓をたべたい」以来のガチ号泣
長々と書いた割りに、いい作品だということがうまく伝えられてないのが何とももどかしい
アカデミー賞7冠のエブリシングなんとかかんとかよりよっぽどいい作品です
是非劇場で観て、笑って、そして泣いて欲しいです
80点
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