無職生活5年目突入  のんびりと ひっそりと 自由に生きております

怪物 一番の怪物は子供達かな

はい今回もイオンシネマで観てきました

 

梅雨入りして雨の日が増えてきました

私は雨の日は極力出掛けないようにしてますが

映画鑑賞だけは別

割引のある日は雨とか関係ないですからね

我慢して自転車漕いでます

 

 

監督
是枝裕和
出演
安藤サクラ
永山瑛太
黒川想矢
柊木陽太
高畑充希
角田晃広
中村獅童
田中裕子

息子を愛するシングルマザーや生徒思いの教師、元気な子供たちなどが暮らす、大きな湖のある郊外の町。

どこにでもあるような子供同士のけんかが、互いの主張の食い違いから周囲を巻き込み、メディアで取り上げられる。

そしてある嵐の朝、子供たちが突然姿を消してしまう。

 

 

まあまあでした

 

母親、教師、子供

とある都市、とある小学校での出来事を3つの視点で描く

それぞれが複雑に入り組む構成ではなく

はっきりと分かれて1つずつ順番に見せてくれるので

そういう面では分かり易くて助かりました

 

母親パート

事無かれ主義や大問題にしたくないと言う意図があるにしても学校側の対応が雑過ぎる

多分これ、母親が息子贔屓で都合よく見てることを表現してるんじゃないかな

「ミセス・ノイズィ」でもありました

一度色眼鏡で見てしまうと事実とは違うように見えてしまって

認識が自身の都合のよい方向にどんどん歪んでいくというやつですね

 

教師パート

母親パートの答え合わせ

とことん不憫でしかない

間の悪さ、タイミングの悪さが教師を悪者にしていく

学校側の対応も追い打ち 自殺寸前まで追い込まれ離職

完全に怪物の被害者ですわ

作文の横読み(縦読み?)で子供2人の名前が出てきてだけで

なぜあんな風に行動したのかだけがよくわからなかった

 

子供パート

主に学校内での出来事の答え合わせ

出だしの「とある出来事」の答え合わせで

「嘘やろっ!!お前がやったんかっ!!」って驚いてしまった

校長との絡みのシーンは理解できませんでしたすいません

 

全部観終わって、まず誰が怪物だったか

私は子供達が一番の怪物だったと感じました

事の発端であるいじめもそうだし平気で嘘つくし

純粋さ故のと言ってしまうと綺麗に聞こえるけど

大人より残酷だわな

子供の意見ひとつで教師の進退決まっちゃうのもなんだかなぁ

教室・廊下に音声も録音可の監視カメラ付けるしか解決方法なさそう

次点は校長含む学校側

母親目線・教師目線もあるから2割3割盛ってるとは思うけど

事なかれ主義の極みみたいな対応の数々には呆れました

誰かを攻撃する怪物じゃなくて自分さえ守れれば他はどうでもいいという怪物でした

 

あと意見割れるところだと、子供パートの最後

子供達は死んだのかどうか

私は死んだと見ています

光の中へ続く線路はあの世への道

二人はあの世で仲良く暮らしましたとさ めでたしめでたし みたいな

教師パート最後のあと生存していたら

また暗く辛い現実世界に戻されることになるわけで

子供パートの最後の表現にはならないでしょう

 

役者陣はほぼほぼ文句なし

安藤サクラは薄幸のシンママやらしたら右に出るもの無し

逆にもうこういう役しかやらせてもらえない可能性も微レ存

永山瑛太の打たれ弱そうな先生も良かった

 

 

正直なところ、「各人の認識のズレによって引き起こされた不幸な物語」っていう

表面的な部分しか理解できていません

賞獲るくらいですからおそらくあるはずなんでしょうけど

この作品に込めた是枝監督の思い・意図するところはわからなかったです ごめんなさい

もう一度観るのもアリかなぁ

65点

 

 

にほんブログ村 その他生活ブログ FIREへ

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ

↑クリックしてくれると元夜勤者が喜びます