はい今回はイオンシネマで2本観て来ました
この日は週に一度の割引デー 1本1200円で鑑賞できます
さらにこれを貯まってるdポイントで全額支払い
実質無料で楽しんできました
dポイントはまだ沢山あるので今後もタダで観てやりますよ
監督
坂下雄一郎
出演
窪田正孝
宮沢りえ
赤楚衛二
内田慈
小市慢太郎
音尾拓真
とある地方都市。
谷村勉は、この地に強い地盤を持ち当選を続ける衆議院議員・川島昌平の事務所で私設秘書として働いている。
秘書として中堅になり、川島の完璧な“サポートをするだけ”のこの仕事に満足していた。
ところがある日、川島が病に倒れてしまう。そんなタイミングで衆議院が解散。
次の選挙に川島の地盤を引き継ぎ、選挙に出る人間として白羽の矢が立ったのは、川島の娘・有美。
自由奔放、世間知らず。だけど謎の熱意だけはある有美に振り回される秘書たち。
でもまあ、父・川島の地盤は盤石。よほどのことがない限り当選は確実・・・だったのだが……。
笑えたけど後半失速した感があるなぁ
前半は政治素人の川島有美が父親の後を継いで衆院選に立候補するまで
政治の表も裏も知り尽くしている議員秘書の面々と
な~んにも知らない有美との掛け合いが漫才のようで面白いです
政治の世界の常識・非常識や議員あるある・選挙あるあるなど
私達がなんとなく知ってる、身に覚えのある事を面白可笑しくテンポよく見せていく
中盤は選挙戦開始から中盤戦まで
ここも前半に続いて有美と議員秘書との認識のズレで笑わせてきます
有美がどんなにヘンテコな言動をしようが議員秘書の面々が常に冷めた感じで
冷静沈着に対処してるのが笑える点ですね
「やる気のある無能」が一番始末に負えないってのを有美が体現しています
後援会という偉そうな謎の集団、出所不明の選挙資金、そのバラマキ具合
「選挙結果は公示時点で決まっている」という秘書の発言
ホントか嘘か知りませんが選挙の裏側をこれでもかと映像化していて興味深いです
後半は選挙戦終盤 このまま当選すれば県議会・市議会議員・利害関係者の操り人形になるだけだと
悟った有美が落選運動を始めるところ
ここで面白さが失速した感がありますね
中堅議員秘書の谷村が有美の落選運動に加担するようになるのですが
そのきっかけ・心情の移り変わりがかなりあっさりしてて違和感
父親の秘書として何年も世話になっていて恩義があり
「落選したら我々秘書は失業します」とまで言ってるのに
ドブ水のような不味いコーヒーの一件で心変わりしてしまうのはどうかなぁ
ここもっと時間取って谷村という人物を掘り下げても良かったと思います
落選運動のやり方がネットで炎上させよう一辺倒なのも単調
また炎上どころか支持率アップしてしまってどうしようってのは現実味が無い
落選工作がうまくいったいかないで一喜一憂を繰り返すのは
吉本新喜劇観てるようで非常に軽く見える
話の展開が雑な印象です
最終的に有美は当選したのか落選したのかはナイショにしときます
前半~中盤の認識ギャップで笑わせる路線で最後まで突っ走ってほしかったなぁ
宮沢りえの「物を知らない政治素人」感が抜群だっただけに残念です
60点