無職生活5年目突入  のんびりと ひっそりと 自由に生きております

シャイロックの子供たち そりゃ億の金積まれたら魂売るわな

はい今回はイオンシネマで観てきました

 

いつもは割引の曜日、さらに朝イチの回に観に行くのですが

「いっき団結」のやり過ぎで生活が乱れてたため

割引デーではない日、それも昼からの回に行きました

いや~、朝と違って昼間は結構混んでるんですねぇ

私が観た回、9割席埋まってました

やっぱり朝イチの空いてる劇場がいいなぁと

改めて思う元夜勤者でした

 

 

監督
本木克英
出演
阿部サダヲ
上戸彩
玉森裕太
柳葉敏郎
杉本哲太
佐藤隆太
渡辺いっけい
忍成修吾
近藤公園
木南晴夏
柄本明
橋爪功
佐々木蔵之介

東京第一銀行の小さな支店で起きた、現金紛失事件。

ベテランお客様係の西木(阿部サダヲ)は、同じ支店の北川(上戸彩)と田端(玉森裕太)とともに、事件の真相を探る。

一見平和に見える支店だが、そこには曲者揃いの銀行員が勢ぞろい。

出世コースから外れた支店長・九条(柳葉敏郎)、超パワハラ上司の副支店長・古川(杉本哲太)、エースだが過去の客にたかられている滝野(佐藤隆太)、調査に訪れる嫌われ者の本店検査部・黒田(佐々木蔵之介)。

そして一つの真相にたどり着く西木。

それはメガバンクにはびこる、とてつもない不祥事の始まりに過ぎなかったー。

 

 

これまで見て来た池井戸原作映画にハズレは無く

今作もまあ安定してるでしょうと謎の信頼感を持って観ました

良かったです

 

池井戸原作の主人公に阿部サダヲ

阿部サダヲってどちらかというとコメディ方面の役者かなって

勝手に思ってまして

今回主役でどうなるのかなという期待と若干の不安があったのですが

作品全体が重くならず、かなり軽く明るい目に仕上がっていて

お手軽お気軽に観ていられました

 

滝野(佐藤)による石本(橋爪)への10億円もの融資

それは最初から仕組まれたもので、ほどなくして石本は雲隠れ

10億円が不良債権と化した案件を西木(阿部)北川(上戸)田端(玉森)が暴いていく流れ

西木の名推理?が冴え渡りサクサク話しが進むのは物語としては良いのか悪いのか

ここは賛否割れるところかもしれません

 

話が進んで石本と結託する黒幕がいるというひと捻りが入り

それが誰なのか分かってきたところで

「やられたら倍返しってな!」と、立場逆転 西木が石本を騙しにかかる

正義が悪を討つ ではなく 悪をもって悪を制する になってるのが

今作のミソかもしれません

 

絶対的な正義の人が居ないということ

ポスターに『金か魂か』って書いてあって

登場人物それぞれがどっちなんだと悩んでて

大体が金を選んじゃってるってのが妙にリアルだなぁ

人間誰しも、億の金積まれたら魂売りますよねぇ

 

で、売ったまんまの人と改心して汚名返上した人

その後どうなったかというのがラストに描かれて終わり

ちょっとエエ話で心がほっこりして劇場から出られるのは良かった

 

ダメ営業マン遠藤(忍成)が精神崩壊していくサブエピソードは

観てて滅茶苦茶辛かったわ

周りの席の年寄りは笑ってたけどさ、現役世代は絶対笑えないぞこれ

その後、遠藤がどうなったのか知りたいですね

 

 

『空飛ぶタイヤ』(2018)『七つの会議』(2019)『アキラとあきら』(2022)

過去の映画3作品とは毛色の違う池井戸作品でした

劇場で観ても損はしないと思いますよ

70点

 

 

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