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プライム市場上場維持基準未達企業の株価テコ入れ策を狙う

明和地所<8869.T>が急騰。一時72円高の784円を付け、12月19日の昨年来高値717円を大きく更新した。

16日午後2時、23年3月期の期末一括配当予想を増額すると発表、材料視された。

23年3月期の期末一括配当予想を、従来の35円から45円(前期実績35円)に増額する。

同社は、「新中期経営計画」において、株主還元強化を基本方針の1つとして掲げていることから、足元の業況・財務状況などを勘案して配当の増額を決めた。

 

SBI証券 ニュースより

 

不動産業の明和地所が昨日の取引時間中にサプライズ発表しました

株価は素直に反応して終値795円と昨年来高値更新

大量保有中の元夜勤者にとって嬉しい話題となりました

 

実はこの会社、プライム市場上場維持基準のうち

「流動株式(市場に出回っている株)時価総額100億円以上」が未達でして

株価テコ入れ策として昨年12月に株主優待新設を発表したばかり

それから1ヶ月後にまた新たな策を出してきたあたり

本気で時価総額100億円以上を目指すという意気込みを感じられますね

 

この会社の場合、流動株式時価総額100億円以上にするには

株価を900円超えの水準まで上げなければなりません

このサプライズで795円 まだまだ足りない

私の推測ですが、株主優待新設で株価上がったもののまだ足りなかったため

今回の配当増額を決めたのではと思います

そしてこのビックウェーブを途切れさせないよう

来期配当は50~55円にしてくるんじゃないかと思ってます

 

 

ここをはじめプライム市場上場維持基準未達のままプライム市場に移行した企業は296社あって

私も結構な数保有してます

東証は今のところ、「いついつまでに基準を満たしなさい」という期限を設けておらず

未達企業は達成までの期限を勝手に決めて取り組んでる状態です

なので本腰いれて真剣に取り組んでいるのか怪しい企業も正直多いです

 

もし近い将来、「○○年○月までに必達せよ!!」と決まることがあれば

未達企業、特に「流動株式時価総額100億円以上」が未達の企業は

何が何でも株価を上げないといけなくなって

とんでもない策を講じてくる可能性が高い

例を挙げると、私が保有中の高千穂交易(コード2676)という企業

ここも「流動株式時価総額100億円以上」が未達だったのですが

「ROEが3年平均8%以上を達成するまで配当性向100%」という

ぶっ飛んだ策を講じた結果、株価爆上がりで

現在はこの条件を達成しております

 

 

プライム市場上場維持基準未達企業の株価テコ入れ策をアテにする投資戦略

これ、結構アリなんじゃないかなと勝手に思ってます

ただ、未達企業ならどこでもいいのかというとそうじゃない

「何が何でも達成させるぞ」というやる気があるかどうか

ここの見極めが必要

 

未達企業は「上場維持基準の適合に向けた計画書」というものを提出しているので

まずはこれを読む

ここでなんだかフワっとした事しか書かれてない所はダメ

数値目標など出来るだけ詳しく書かれているほうがいい

次、何項目か「株価上昇に向けてこういう事をやります」と書いてあるので

実際にやったかどうか確認する

基準判定が2021年6月、プライム移行が2022年4月

結構な時間過ぎてますから

現時点でな~んにもやってない企業は望み薄かと思います

何かしら株価が上がりそうな策、または実際に上がった策を講じてる企業は

基準達成まで第2弾、第3弾と続く可能性が高いと思います

あ、株価何円で基準達成かは、当たり前ですが企業毎に違うので

自分で調べて計算してくださいね

 

 

ということで、こういう見方、こういう狙いもあるよという

普段元夜勤者が考えてる、株で儲かるかもしれないネタでした

 

 

※投資は自己責任でお願いします

 

 

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