2013年に政府が改定した「高年齢者雇用安定法」によって
定年が60歳から65歳へ引き上げられました。
現在は経過措置期間となっていますが
2025年4月から、定年制を採用しているすべての企業において65歳までの雇用が義務となります。
定年年齢引き上げの話題 大半の人はおそらくどこかしらで一度は聞いていると思います
また実際に、身近な現場で60~65歳の人が働いているよという人も多いと思います
で、これを聞いた時どう思いましたか?
現場の60~65歳の人を見てどう思いましたか?
「65歳まで働かされるのか・・・」と悲観的になりませんでしたか?
悲観的になっているあなた 違いますよ
これって労働者が強制的に何が何でも65歳まで働かなきゃならない法律ではないですよ
企業が労働者を65歳まで雇いなさいという法律です
そもそもサラリーマンは鎖で繋がれた奴隷ではありません
個人個人が企業と雇用契約を結んで働いているわけです
そしてその契約はサラリーマン側の都合でいつでも終了できる
そう、「退職願」や「辞表」を上司に叩きつければいつでも辞められるのです
かくいう私も、アーリーリタイアが実現しそうな時期よりはるか前から
50歳で辞めると決めておりました
(詳しくはこちら 「元夜勤者は何歳で会社を辞めようと思ったか」)
そして自身の努力と相場の好転、運の良さに助けられ、50歳からさらに若い42歳と10ヶ月で退職したのです
(上司に退職願を叩きつけるのって滅茶苦茶気持ちいいですよ)
まあ、何が言いたいのかというと
「定年年齢は自分で決める」ということです
みんながみんな65歳まで働く必要はありません
自分が働きたい、あるいは働けるだろうと思う年齢を決め
計画的に資産形成し、身内の理解を得られるよう根回しして
その年齢に達したら退職願を出してスパっとスマートに辞める
これです
もちろん65歳まで働きたい・働けるという人は
企業が定めた定年まできっちり勤め上げたらいいですよ
それはそれで立派な事だと思います
ここからはぶっちゃけ話
65歳定年制って誰にとってもメリットないなぁと思うのですがどうでしょうか
企業からしてみればその人のポジション・役割を無理矢理作らなきゃならず非効率的
年寄りが増えるので社員の平均年齢が上がって機動力低下、社内の活気が低下
在籍社員が増えるので新規雇用、特に若い人を雇いづらくなり社内の新陳代謝が鈍る
現場で共に働く人間からすれば心技体が衰えてるので簡単な作業しかさせられない上
一応は大先輩なのでやたら気を使う
シニア本人はそういった「お荷物扱い」な空気を察して居心地が悪い
簡単で雑用チックな役割なのでモチベーション低下
あと、やりがいとか社会参加とか社会とのつながりとか言う人いるけど
仕事だけが社会とのつながりじゃないからね
趣味でもボランティアでも社会参加は出来ますよ
65歳定年でメリットあるのって老後資金が用意できなくて仕方なく働かなきゃならない人が
モレなく職にありつけるという点くらいじゃないかなぁ
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